ソフトバンクとカシオの株式

日本の企業の中では中国市場の動向によって、株価に大きな影響が出るところが出ています。中国市場の影響を受ける日本企業としては、ソフトバンクとカシオが挙げられます。まずソフトバンクは、中国のネット通販会社が子会社となっているために大きな影響が出ます。ソフトバンクの保有する中国のネット通販会社の時価総額は非常に大きなものとなっているため、中国のネット通販会社の株価によってソフトバンクの株価も変動する状況が起こっています。中国では景気の鈍化傾向が心配されていることから、中国のネット通販会社の株価も一時調整していました。しかし、中国のネット通販業界は依然として高い成長を続けていることから、中国のネット通販会社の株価も持ち直す動きが見られています。その結果として、ソフトバンクの株価も反転上昇することが起こっています。次にカシオは電子辞書やスマートフォンなどの情報機器の販売によって業績を伸ばしていましたが、近年では中国の観光客向けの腕時計の販売が業績を左右するようになっています。去年までは中国からのインバウンド消費が拡大していたために、カシオの腕時計の売上げも好調に推移することが起こっていました。しかし、今年に入ると中国からの観光客数が伸び悩むとの観測が出たことで、カシオの株価も調整する局面が出ています。中国の経済が低迷すると、中国からの観光客が少なくなると見られていたからです。しかし、中国の旧正月における日本への観光客は順調であったことから、カシオの業績懸念も薄らいできています。その結果として、カシオの株価も上昇に転じてきています。このように中国の経済によって大きな影響が出る日本企業があるため、中国の計動向は今後も注視をしていく必要があると考えます。