融資や確定日の状況を確認してから株取引を行おう

株取引を行う際には、購入しようと考えている株式の融資の状況や確定日を確認しておく必要があります。多くの企業は、企業経営を行うために銀行などの金融機関から多額の融資を受けていることがほとんどです。上場企業クラスの会社になると、銀行から受け取ることが可能な融資の金額も数十億円規模になりますので、この融資金額をきちんと返済することが可能な会社なのかどうかを確認する必要があります。
また、こうした会社経営に関する情報だけではなく株式に関連する権利の確定日も事前に確認しておかなくてはいけません。株式を購入するメリットの一つに、株主に対するそれぞれの企業の優待制度が存在します。上場企業は、株主に対して株式を購入してくれた見返りとして様々な優待を実施していますので、それぞれの会社は独自の基準で優良なサービスを提供してくれます。この優待を受け取るための確定日に関してはそれぞれの会社で日にちが全く異なります。仮に、取引で購入したとしても権利が確定する前に売却してしまうと優待を受けることができなくなってしまうので注意をしなくてはいけません。また、確定日に関しては優待だけではなく配当に関する確定も忘れないようにしておく必要があります。上場企業の中でもより大きな利益を稼いでいる会社は、そうした利益を株主に還元するために配当金を提供しています。この配当金も保有していればもらうことができるようになるのですが、そのためにはきちんと権利の確定日をまたいで保有していることが重要になるので知っておきましょう。
取引で自身が好む企業を選択する際には、こうした基本的な基準を比較検討しながら探していくことが重要になります。

ソフトバンクとカシオの株式

日本の企業の中では中国市場の動向によって、株価に大きな影響が出るところが出ています。中国市場の影響を受ける日本企業としては、ソフトバンクとカシオが挙げられます。まずソフトバンクは、中国のネット通販会社が子会社となっているために大きな影響が出ます。ソフトバンクの保有する中国のネット通販会社の時価総額は非常に大きなものとなっているため、中国のネット通販会社の株価によってソフトバンクの株価も変動する状況が起こっています。中国では景気の鈍化傾向が心配されていることから、中国のネット通販会社の株価も一時調整していました。しかし、中国のネット通販業界は依然として高い成長を続けていることから、中国のネット通販会社の株価も持ち直す動きが見られています。その結果として、ソフトバンクの株価も反転上昇することが起こっています。次にカシオは電子辞書やスマートフォンなどの情報機器の販売によって業績を伸ばしていましたが、近年では中国の観光客向けの腕時計の販売が業績を左右するようになっています。去年までは中国からのインバウンド消費が拡大していたために、カシオの腕時計の売上げも好調に推移することが起こっていました。しかし、今年に入ると中国からの観光客数が伸び悩むとの観測が出たことで、カシオの株価も調整する局面が出ています。中国の経済が低迷すると、中国からの観光客が少なくなると見られていたからです。しかし、中国の旧正月における日本への観光客は順調であったことから、カシオの業績懸念も薄らいできています。その結果として、カシオの株価も上昇に転じてきています。このように中国の経済によって大きな影響が出る日本企業があるため、中国の計動向は今後も注視をしていく必要があると考えます。